2025.03.15
ブログ
現在私たちが日常的に口にしているヨーグルトは、約120年前にイリア・メチニコフElie Metchnikoff(1845-1916)という人によって作られたのが始まりです。
メチニコフはユダヤ人で、ロシア(現在のウクライナ)に生まれました。優れた学業を修めたことから、43歳の時にパリのパスツール研究所に招かれ、そこで毎日実験に没頭する日々を送りました。そしてついに1908年、免疫に関する研究でノーベル医学生理学賞を受賞しました。
晩年を迎えたメチニコフは、老衰の研究を始めました。そして乳酸菌を使って腸内の有害な菌を除去することで、人は150歳まで生きることが可能であると提唱したのでした。そこで彼は、ブルガリアにある長寿の村から乳酸菌を取り寄せて培養し、その液を毎日たくさん飲んでいました。このパスツール研究所から発信された培養液がヨーグルトで、これがその後、ヨーロッパ中に広まり飲用されるようになっていきます。ブルガリアとヨーグルトは、こんなところで繋がっていたのです。
しかし残念なことに、メチニコフ自身は目標の半分にも満たない、71歳でこの世を去ってしまいました。