2023.09.04
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超高齢社会となり、還暦や古稀を迎えることは、かつてのような特別なお祝いという行事ではなくなってきている印象です。しかし「百寿」になると、これはまた別の次元のようです。
百寿者を対象に行われた調査では、98%の人で1つ以上の病気を持っていて、70%の人は何らかの薬を服用していました。また寝たきりの人や認知症を患っている人の割合も高く、「数病息災」で長生きをしていることがわかったのです。
また百寿の人の活動性を悪化させる要因について見ると、脳血管障害と骨折の2つが大きなウェイトを占めていました。つまり、この2つの疾患を予防することが、幸せ感の高い高齢期を迎えるために重要になるわけです。
百寿者の人物像に関する調査では、開放的で外向性が高く、マイペースで生きていく人、何でも上手にこなす人、誠実な人という結果が出ています。このような性格が長寿に関係する理由は明らかではありませんが、これは大変よく当てはまるのだそうです。
百寿者では、男女とも自分の人生に肯定的な人が多いのも特徴です。あまり細かいことにこだわらず、おおらかに生きることが大切であることは、皆さん「百も承知」ですね。